13 / サーバー選び
サーバーの容量と転送量、どちらを見る?
画像の保存量と転送量の計算例から、不足している項目を見分けます。
容量は保存するデータの量、転送量は一定期間に通信するデータの量です。どちらもCPUやメモリの処理負荷とは別です。転送量と通信速度も別の指標です。総容量だけでなく、画像・データベース・メールなど何を合算するかと、個別の上限も確認します。転送量が無制限でも、ほかの制限は別にあります。
例:画像が増えると、どれくらい保存領域を使う?
以下は仕組みを理解するための架空の計算です。1枚300KBの画像を1記事に5枚使い、100記事作ると、元画像だけで約150MBになります。計算は300KB × 5枚 × 100記事です。ここでは1MBを1,000KBとして概算しています。
実際にはWordPressが生成する別サイズの画像、データベース、テーマ、メール、同じサーバー内に置いたバックアップなども領域を使います。計算例を必要容量そのものとせず、管理画面で現在の使用量と内訳を確認します。1か月ごとの増え方がわかれば、今の空き容量でどの程度続けられそうか考えられます。
転送量は、同じデータが何回届くかで変わる
1回のページ表示でサーバーから合計2MBを送り、月に10,000回表示されると、単純計算は約20GBです。こちらも架空の目安です。読者側のキャッシュ、CDN、ボットのアクセス、計測範囲などで実際の値は変わります。記事数が100のままでも、閲覧が増えれば通信量は増え得ます。
| 状況 | 先に確認すること | 対応の候補 |
|---|---|---|
| 空き容量が減っている | 画像・メール・バックアップの内訳 | 不要データの整理、保存先や容量の見直し |
| 通信量が増えている | ページのデータ量、アクセス、契約上の制限 | 画像の調整や配信方法、転送量の条件を確認 |
| 空きはあるのに表示が遅い | 同時刻のCPU・メモリの負荷とエラー | 処理やキャッシュを調べ、必要ならプランを相談 |
プラン変更前に残す3つの記録
現在の使用量、増え方、困っている時間帯を残します。例えば「空き容量が少ない」のか「毎晩20時に処理の負荷が高い」のかで、必要な変更は違います。「容量が大きい=すべて速い」とは判断せず、変更先の機能と制限を確かめましょう。
エックスサーバーの公式マニュアルでは、リソースモニターでCPU・メモリ・転送量の状況を確認できると案内しています。別のサービスでは、その契約先の使用状況画面を確認します。速度の調査は表示速度の記事、費用の見直しは運営費の記事へ進めます。
ことばの小さなメモ
- CPU / メモリCPUは処理を実行する装置。メモリは処理中のデータを保持する領域で、ファイルを保存するディスク容量とは別です。
- ディスク容量サーバーでデータの保存に使える領域の量。
- 転送量ある期間にネットワークで送受信したデータの量。
参照した公式・技術資料
資料確認日:2026年10月3日