18 / 分析
アクセス解析で最初に見る指標
架空の閲覧データから、次に調べることと記事の改善を考えます。
GA4の人数、セッション、表示回数は異なる指標です。同じ人が再訪問したり、複数の記事を見たりするため、同じ数字にはなりません。計測設定や同意、ブラウザーなどの影響でデータが欠ける場合もあり、訪問者全員の完全な記録ではありません。
最初は、記事と期間をそろえて3項目を見る
最初からすべての指標を追わず、記事ごとの表示回数、流入経路、エンゲージメントの傾向を確認します。ユーザー数を見る場合は、総ユーザー数かアクティブユーザー数かも記録します。異なる定義の人数をそのまま比較しません。
このブログでは、例えば直近28日とその前の28日をそろえて見る方法を提案します。これは分析期間の例で、必須の長さではありません。季節の違い、新規公開日、計測設定の変更、流入経路の変化もメモします。
例:閲覧が多い記事と、少ない記事をどう直す?
次は実測ではない架空のデータです。ここでは、「アクティブユーザーあたりの平均エンゲージメント時間」を同じ定義で比較しているとします。良し悪しの基準値を示すものではありません。
| 記事 | 表示回数 | 平均時間の例 | 次に調べること |
|---|---|---|---|
| 比較記事 | 400回 | 25秒 | 条件や結論を探しやすいか。外部リンクへ移動した可能性も見る |
| 設定手順の記事 | 60回 | 2分 | 関連する記事からの導線、タイトルと読者の目的 |
| 用語の記事 | 150回 | 20秒 | 短い答えで目的を満たしたのか、説明が足りないのか |
短い時間をすぐ「失敗」とせず、記事の役割と合わせて考えます。用語の意味をすぐ確認できた場合と、手順がわからず離れた場合は、同じ短さでも改善の方向が違います。エンゲージメント時間は、ページにフォーカスがあるなどの条件で記録される時間です。読者が理解した時間の測定ではありません。
仮説を1つ決め、変更後に確かめる
例えば「設定記事へたどり着けないのでは」と考えたら、関連する記事に文脈に合うリンクを加え、変更日を記録します。次の同じ長さの期間で表示や流入の変化を確認します。アクセス全体や計測条件が変われば数字も変わるため、増減だけで変更の効果を断定しません。
データが少ない間は、大きな判断を急がず、実際に記事を開いてリンクや手順のわかりやすさも見直します。収益と費用の比較は運営費の記事で、閲覧数とは別に整理します。
ことばの小さなメモ
- セッション一定期間内の、サイトやアプリでの一連の操作。
- エンゲージメント時間GA4で、ページにフォーカスがあるなどの条件下で記録される利用時間。
参照した公式・技術資料
資料確認日:2026年10月3日