08 / 移行
サーバーの引っ越しで変わるもの・変わらないもの
Web・メール・ドメインを分け、切り替え前後の確認手順を示します。
同じドメインと記事URLを維持したまま、サーバーを変更する構成は可能です。WordPressのファイルとデータベースに加え、旧契約で使うメールも移すかを決めます。ドメインの登録管理会社を変える手続きは、サーバー移行とは別です。
移行前に「どこが担当しているか」を書き出す
同じ会社の契約画面に並んでいても、Web、メール、ドメインは別の役割です。まず現在の担当先と、移行後の担当先を整理します。
| 対象 | 移行前に残す情報 | 切り替え後に確かめること |
|---|---|---|
| Webサイト | ファイルとデータベースの保存先、主要記事のURL | 本文・画像・管理画面・フォーム |
| ドメインとDNS | 登録管理会社、DNS管理先、現在のレコード | Webとメールの接続先が意図どおりか |
| メール | アカウント一覧、メールの保存方法、現在の配送先 | 外部との送受信、過去メールの必要分 |
同じURLを保つ移行の進め方
以下は個人ブログを想定した作業順の提案です。操作する画面や設定値は、新しい契約先の移行ガイドに合わせます。
- 旧サイトのバックアップを取り、新環境で試す方法を確認する。
- データを移して、代表的な記事、画像、リンク、管理画面を確認する。表示が旧サーバーから返っていないか、新契約先が案内する確認方法で確かめる。
- 切り替え直前は記事の編集を控え、必要なら最新のデータを再移行する。コメントや注文を受けるサイトでは、新旧のデータをどうそろえるかも決める。
- DNSを切り替え、HTTPSとフォームを再確認する。メールを移す場合は別のメールサービスとの送受信も試す。
- 新環境で動作を確認し、旧環境に届いた更新やメールがないかを確かめてから、旧契約の解約期限を整理する。
例:Webだけ移し、メールは今のまま使う
この構成では、Webの接続先だけを変え、メールの配送先や認証設定を維持します。ネームサーバーごと変更すると、以前のDNS管理先に残したメール用レコードが参照されなくなる可能性があります。新しいDNS管理先にも必要なレコードを用意してから切り替えます。
「何時間待てば旧契約を消してよい」と一律には決めず、設定したDNSの保存期間、実際の新環境への到達、メールの動作を確認します。ドメインとDNSの役割、メールの設定も合わせて確認してください。
この記事の要点Webサイト、ドメインの管理、メールは、移行対象を分けて確認すると抜けを防げます。
ことばの小さなメモ
- マイグレーションデータやシステムを別の環境へ移行すること。
- MXレコードドメイン宛てのメールを配送するサーバーを指定するDNSレコード。
参照した公式・技術資料
資料確認日:2026年10月3日